シンガポールの歯医者

シンガポールに住んでいた時、親知らずがたまらなく痛く痛み止めも効かなくなったのでめっちゃ怖いけど歯医者さんに行く事になりました。レントゲンを撮って診察してもらうと親知らずは虫歯になってるから抜かないと駄目、あともう一本虫歯あるから治療しなきゃ駄目、あと汚いからクリーニングもしなきゃ駄目、と言われたのですが怖いのと保険がなく実費だったので”とりあえず親知らずが痛くてたまらないからそこだけなんとかしてくれ”というのが僕のリクエストでした。歯医者さんは僕の奥歯に麻酔をした後”麻酔が効くまで時間あるからクリーニングもやっちゃおう”とクリーニングを始め、まだ時間あるからって虫歯の治療も終え、”じゃあいくよ”とペンチらしきものを取り出し”バキー!!”と一撃親知らずを抜きました。所要時間1時間足らず。2万円。恐ろしくもあっという間の出来事を笑い話として親しくさせていただいている日本の歯医者さんに話したところ思わぬ話が聞けました。日本では例えば初診でレントゲンを撮り、2回目で奥歯を抜いて、3回目で上の歯だけクリーニング、その次は下の歯だけ、5回目で虫歯の治療など何回も足を運ばなくちゃ行けないですよね。あれってどうやら一回の治療で使える保険の点数が決まっているかららしいのです。実費なら1日で終わるけど保険を全てに適用させようとすると数回に分ける必要があるらしく面倒くさいですよね。なぜそういう風になったかっていうと上限が決まっていないとずる賢く保険を使って儲けようとするお医者さんが出てくるらしい。お医者さんの不正を防ぐためにみんなが面倒くさい思いをしているのってちょっとおかしいですよね。でもこんなルールを知っておくとちょっと風邪気味で病院に行った時にやたら薬を処方するお医者さんがいたら”ん?この先生保険の点数最大限に利用しようとしてるな?”なんて目線で物事見れるんじゃないかな〜って話でした。

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野球の不文律

先日の高校野球で健大高崎が機動力を武器に11盗塁の猛攻で宮城の利府を10対0で下した試合が話題になっていて大量リードをしているにもかかわらず盗塁を奪いマナー違反だとの批判がありました。

「対戦相手を侮辱するにも程がある」
「野球の技術は教えても点差が開らくと盗塁しないというマナーは教えないようだ」

これは大リーグに由来する「暗黙の不文律(ルールに記載されていないルール)」が基礎になっているそうです。大量点差のついた試合では3−0のカウントからは打たないなどの暗黙の了解があって破るとデッドボールなどの報復措置が取られるそうです。日本でも点差が広がった試合の終盤での盗塁は記録にはとられないなどのルール改正がNBLを手本に2008年に行われたそうです。中にはプロ野球はエンターテイメントで観客に楽しんでもらうのが目的だから無駄に負け試合をダラダラと引き延ばすような行為を減らすために不文律は必要だけれども高校野球は1試合1試合が真剣勝負で負ければトーナメント敗退、だから勝つのが目的だから不文律はいらないし大量リードもプロ野球と違ってセーフティーリードではないから最後まで真剣にプレーすべきだなんてコラムとかも読みました。でも僕的には???だったりします。どんな時だってスポーツはスポーツマンシップにのっとって真剣勝負であるべきでは?相手がもう勝てないだろうと手を抜く事が紳士的行為なのでしょうか?もちろんプロ野球はビジネスです。だからファンの人には楽しんでもらうのは大前提ですが、手を抜いて点差が7点の試合だったらよっぽど10点差がついたらコールド負けとかにした方が分かりやすいしそれでファンがつまらないと思って離れていけばその方が業界自体が改善し発展しようと努力するのではないでしょうか?放送権の問題とかもあるんだろうけどそれだって契約を切られないようにチームも頑張るんじゃないかと思うんです。例えばボクシングの試合とかで1ラウンドKOとかであっという間に試合が終わってしまう事もあると思いますが試合が真剣勝負である以上しょうがないですよね。ファンならしょうがないと思うか凄すぎて記憶に残るはずです。本当に大リーグのシステムが素晴らしくて我が日本でも取り入れようと改正が行われたなら納得ですが本当にそうなのでしょうか?

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離婚

僕の両親は僕が小学校5年生の時に離婚しました。母方に育てられた僕はやっぱり離婚はヤだなって小さい頃はずっと思ていました。転校して友達はいなくなるし、お前父ちゃんいないんだろーっていじめられないかビクビクしてたし、父兄参観や父の日に似顔絵を書こうなんてイベントなんて小ちゃくなってた記憶です。でも物心ついてからはそんなにディスアドバンテージじゃなかったのではなんて思うんです。確かに父親的な人がいなかったので叱られずわがままに育った部分も大きいですが逆に大きな支えがひとり足りなかった分自立し生きる術を見つけるのも早かったのではなんて思ったりもします。未だ両親不仲で争いごとが常にあり、時として暴力をも見させ続けられる家庭で育った子のほうがよっぽど辛いと思う。でもそんな子ですらそんな環境をバネに他の子が手にできない素晴らしいものを得る事もできるだろうし人生ってほんと凄いなって事いっぱい起こります。うちのバイトのRちゃんなんて最近両親が離婚されて僕もちょっと気を使いながら”どうだ?大丈夫か?”って心配そうに尋ねると”全然平気ですよ〜。てか離婚してからお年玉も誕生日プレゼントもおこずかいも2カ所から貰えるんですよ〜。”だって。これからは離婚も不憫な偏見の目でみる時代ではないのではってこれは僕が大人になったからそう思うのかそれとも時代が変わったからなのでしょうか?

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Garden By The Bay

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僕が住んでいた頃にはなかったマリーナベイサンズのすぐそばのGarden By The Bayに行ってきました。とにかく写真を見てください。これっていわゆる公園というか植物園というかってやつですよ。規模が凄いというかエンターテイメント性が高いというか行ってみたいっていう気持ちにさせる魅力がありませんか?しかも基本無料ですよ。夜になると2回ショーが見られます。

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こんな感じです。観光に力をいれるってこういう事だよね〜ってシンガポールではいつも感心させられます。でもやっぱり商売根性も凄く、レストランや有料施設も多く支出ゼロでは帰しません。笑

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こういった施設の利用はいい金額ちゃんと取ります。まずは足を運ばせるきっかけ作りを斬新なコンセプトと共に提案しその施設や周りの経済効果をしっかりと勝ち取ります。マリーナベイのショッピングモールもこの恩恵はかなりのものと思います。僕がシンガポール在住の時、これだよね!って思ったひとつにイーストコーストパークという公園があります。日本の公園ってなんにもないですよね。散歩?のんびりベンチに座って?なんてイメージしか浮かばないですけどシンガポールは人を呼ぶための仕掛けが凄い。ロケーションも海の側で気持ちいい。

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まずはフィッシングやジョギングは当たり前でちゃんとコースがありますがレンタサイクルも楽しめます。

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リモコンカーのコースがあったりバーベキュー場もあります。

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リーズナブルなホーカーズ(屋台)もあります。

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さらにさらにシンガポールの名店が海のすぐ脇に連なります。サンセット時は人で溢れます。

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多目的でしかもテナントを多く受け入れている分収益も上がり、また新しいアプローチを仕掛ける事ができます。ほんと公園なのにこんなに人が多く活気があるんだって思いますよ。狭いシンガポールだからこそ少ない土地の有効利用を考えるし政府の考え方も違うんでしょうけど日本も学ぶべきもの多いのではと思うのです。

本牧

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僕がバー業界に入ったきっかけは20歳くらいの時に古い友人と再会し、”なにか一緒に仕事をやろう!そうだ将来一緒にバーをやろう!”となったのがきっかけです。修行といいながら僕は横浜のブリティッシュパブで働き、友人は本牧のバーで働き始めました。僕は深夜2時くらいに仕事が終わり友人は朝5時までだったので毎日のように本牧の彼の働くバーに飲みにいっていました。ある夏の日、彼の店の道路を挟んだ向かい側に車を止め(当時はなんとなく飲酒運転が認められていたような感じでした)いつものように友人の店で飲んでいるとなぜかかなり酔っぱらってしまい、いつもなら彼の仕事が終わってからファミレスとかに移動しちょっと時間を過ごしてから帰るのですがその日は、”駄目だ。運転危ないから車でちょっと寝てくね。”と朝5時に解散しました。僕は車にいき、うなだれるように眠りにつきました。それから数時間が経ったのでしょうか、僕は”痛てっ!”と意識を取り戻しました。まだ目は開かないもののなにやらヒンヤリする、そしたら”痛てっ!”2度目。今度は目が開くと変わった風景がそこに。ローソン。多分ですが車の中で寝ていたのですが車内がもの凄く暑くて無意識に涼しいところをめがけ寝返りをうちながら這うようにしてローソンの入り口まで行き自動ドアに挟まれ痛くて起き、中の冷房が涼しかったと言う事だと思うのです。移動距離は5メートルくらい?ちょっと恥ずかしかったけど無事に家まで帰れたって話でした。

転職

僕の知り合いの美容室はどこも退職する際に半径何メートル以内の同業他社や独立開業をしないという誓約書を書かされるそうです。自社の顧客の流出を避けるための手段である事とおもいますが実際にはゼロとはいかない事も想像がつきます。例えば独立開業を果たす時に保有しているお客さんのサポートは大きいしそんなに果てしなく遠いいところに転職する事はまれなので仲のよいお客さんが行きつけのお店を変えるのもやむを得ないと思います。僕はこの誓約書の大きなポイントは2つあると思っています。ひとつは入社時にお客さんを引っ張っていく事を目的とした人材の雇用を避けるためです。もうひとつは少なからずともお世話になった店舗に恩を仇で返すようなことはやめてねってメッセージ的な要素です。特に若い人とかは自分の事ばかりに目がいってお世話になった人の事が自分の思考から抜けてしまう場合もあると思うので一種のリマインダーの役割も果たすと思います。僕の働いていたシンガポールのお店では退社後1年間シンガポール国内での同業他社での勤務を禁止していました。そこで思うのが僕の古巣の横浜のブリティッシュパブの社長です。僕が独立したいから5月末で辞めますっていった時に”わかった”とひと言だけ。僕、店長だったんですよ。お店にとって店長が抜けるのって少なからずとも小さい出来事ではないし、引き止めることもどこでお店を出すのかも何一つ聞かれなかった。たぶんですがいままで色々な人を育てては辞めて育てては辞めてを幾度となく経験してきた人なんだな〜って今だからその凄さが分かります。まあ”おめでとう”も言われなかったし送別会も来なかったので、まったく僕に興味がなかったか、やっぱり長年育ててきた従業員が辞めるのに複雑な心境でいていただけたかどちらかなんだろうなって話でした。

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英会話学校

僕は20歳くらいの頃、とある3流英会話学校で営業をしていました。学校のシステム的なものはなかなか良く、レベル分けがちゃんとされそのレベル内はフレックスで授業を受けれて(毎週何曜日の何時とかではなく好きな日に受講できる)外国人と日本人の先生を併用でき、普段からロビーには外国人講師が待機しているのでいつでも英語に接する事ができます。僕の仕事は見学に来た人に学校案内をし、体験レッスン等を受けてもらい、実際に英語を始めるきっかけ作りというか背中をポンと押してあげる事でした。僕がこの仕事を通じて学んだ事を今回は書きたいと思います。

1 実力主義

この会社は実力主義をうたっていました。僕は英語を話す事によってどんなに素晴らしい事が待っているかアイデアを伝え、話せたらいいよね〜と思っている人に実際に始めるきっかけと、また始めてからのサポートを提供する、そんな仕事をイメージし取り組みました。しかし特に女性スタッフは分かりやすく悪い表現を使うと”馴れ馴れしく近寄り男心をくすぐる営業”をする人も少なくなく、そんな子達がコミッション制度で若いうちから大金を手にし、昇進し、部下を抱えるようになる。そんな子達には素敵な組織作りや部下教育などのノウハウは当然ありませんでした。お金や昇進といった仕事の動機づけはプラスアルファの社内教育やイデオロギーありきで単体では機能しないことを学びました。

2 現状改善

僕の働いていた英会話学校はみんなが名前を知らないほどの無名校でした。見学に来る人も実は警戒心強く半信半疑、親御さんの目はもっと厳しい。当時の僕はECCやジオスなど有名校ならどんなに楽だろう、と思いました。そんな時上司のIさんが”まずは自分のいる場所で何ができるのか考えなさい。まだやれる事たくさんあるのにやりもしないで場所が変わればな、なんて言う人はどこに行っても通用しないよ。”と指導してくれました。他のもののせいにする前にまず自分が努力し変わるところから始めなさい、ということです。これも今の僕に大きく影響しています。お店がヒマな事を他に責任転嫁しなくなりました。今日は雨だったから、今年の夏は暑かったから、駅から遠いいから、そんな理由は自分のアイデアで克服もできプラスにさえできると学びました。

3 接客スタイル

僕の接客スタイルはこの時に形成されたといっても過言ではありません。人の心は淡々と話しても動きません。英語が話せるとこんなに素敵な事できるよって事を言葉に息を吹き込んで伝えなければいけません。サッカーの実況が淡々と”今ゴールを決めました。本田見事なシュートでした。”より”ゴール!ゴール!本田決めたー!本田の見事なシュートがゴールネットを揺らしましたー!”の方が表現も豊かで勢いもあり視聴者の気持ちも高まりますよね。だから僕の話し方は勢いのある事が多い。しかも仕事中じゃなくても奥さんといたって一緒。だってそれがみんなにハッピーを伝える方法だからです。そうそう、最も大切な事は自分が楽しむ事です。自分が楽しくないのに相手だけが楽しい事って実はそうそうないですよ。だから自分が楽しければ相手も楽しかったに違いない!と思っているんです。

僕はこの英会話学校で働いたのは20歳の頃の1年だけです。でも思い返すとたった若いときの1年だけでも今の自分に大きな影響があるもんだな〜と人生を積み重ねる大切さを再認識するって話でした。

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